ホノルルマラソンの数日前に開催される「ホノルルマラソン・レジェンド5K」
カピオラニ公園の周りを走るちょっとしたレースのようなもの。
それを知ったカミさんは参加することに。
ホノルルマラソン協会のHPで調べると、
12月6日(木)の午前7時45分にカピオラニ公園をスタートする5kmラン。
タイムの計測はなし。
参加は無料。
受付は当日、現地で。
程度の情報しかなかった。
インターネットで検索しても、あまり情報は得られなかった。
「それではいかん!」
と、ぼくは独自取材をすることにした。
7時ちょっと前、ホテルを出てカピオラニ公園に向かう。
具体的な受付の場所は事前にはわからなかったので、人が歩いて行く方についていく。
小さな池の近くの屋外ステージが受付だった。
ざっと見たところ200〜300人くらいの人が集まっていただろうか。
申込書に住所や名前などを記入。
ゼッケンをもらう。
係の人が誘導を始めスタート地点まで移動する。
しかし、ほとんどの参加者がスタート地点がどこかを把握していない様子。
「もしかしてスタートしてるの?」
「もう、始まってる?」
などという声があちこちから聞こえ、なんとなくみんな走り出す。
ゆるい感じのレースだと聞いていたが、ここまでゆるいとは…。
と思っていると、「STOP!」の声がかかる。
先に行ってしまった数名が呼び戻される。
スタートはきちんとあったのだ。
スタート前に、3名の選手が紹介される。
両サイドは誰だかわからなかったが、真ん中の選手はフランク・ショーター。
ミュンヘン五輪マラソン金メダル、モントリオール五輪マラソン銀メダルをはじめ、数多くの大会で優勝している。
ちなみに、かつてホノルルマラソンでは2位になったこともあるそうだ。
現在では、この「ホノルルマラソン・レジェンド5K」を楽しみにしているとのこと。
いよいよ、スタート!
ピンぼけながらも、カミさんのスタートの瞬間をとらえた。
参加者は400〜500人と言ったところか。
ゴール地点に移動。ほどなくするとトップの選手がやってきた。
フルマラソンとは違い、すごいスピードで駆け抜けていくランナーたち。
カミさんは自分の前を走っている、気になる若いカップルを発見。
そのカップルのウェストポーチは、わずか5kmのレースなのにパンパンに膨れあがっていたそうだ。
しかも女性の方はコインを大量に入れているらしく、走るたびにジャラジャラとうるさい。
「八百屋のお釣りか!」
と、走りながら心の中でツッコミを入れるカミさんだった。
スタッフカメラマンのすぐ側で撮影していたので、ぼくもスタッフカメラマンと思われたようだ。レース後、ランナーに写真を撮ってくれと頼まれたりした。
公園を約2周してゴール。
スタートと同様、ゴールの位置もわかりにくく、戸惑うランナーも多かった。
ここがゴール。
いちおうタイムを表示する掲示板も出ている。
参加賞のボールペンを受け取る。
もらえるのは上位1,000名となっているが、参加者は1,000人いなかったと思う。
カミさんもゴール。
笑顔でピースサイン。
タイムは自分で計測。
カミさんもボールペンをもらえた。ぼくにはない。(当然か・・・)
フランク・ショーターと一緒に記念写真を。
サインをもらって大喜びのカミさん。
最初は、
「私、著名人のサインとかもらったり、一緒に写真を撮ったりする趣味ないのよねぇ」などと言っていたくせに、実際にはキャーキャーはしゃいでいた。
のどが渇いたので水を飲むカミさん。
なんか昔あった、水飲み鳥のおもちゃのようだ。
突然の大雨。
テントに避難するランナーたち。
ようやくやんだ雨。
今回のハワイは、とにかく雨が多かった。
レジェンドを終えてのカミさんの感想は、
「久しぶりに走った!」
である。
それほど、今回は練習不足なのであった。