12月8日、(ハワイ到着2日目)の行動
この日、カミさんは軽く早朝ラン。
ABCでサンドウィッチを買って朝食にする。
まずは、ナイキショップヘ。さっそく買い物をするカミさん。
次にDFSへ。お土産を買うカミさん。
その後、ホノルルズーへ。なんとものどかでほっとするような公園だった。
お昼は、またまたABC。おにぎりとロコモコ弁当を買って、ワイキキビーチ(カパフル突堤付近)のベンチで海を眺めながら昼食。
そこでカミさんがあることを思い出し、
「ランニンググッズ専門店のなんとかというお店が、この近くのはず。行ってみたい」
と言い出した。TVに出るほど有名な店らしい。
でも、店の名前は覚えていない。
「カパフルアベニュー沿いにあるはず」
カミさんのその記憶のみを頼りに、とにかく歩いてみることにした。
しかし、しばらく歩いてもお店らしきものは一向に見あたらない。
ハワイの日差しが容赦なく照りつける中を歩く。ぼくはサンダル履きだったので、足が少し疲れてきた。
『ホントにこっちでいいのかよ? ちゃんと調べておけよ。まったくぅ』と心の中だけで思いながら我慢して歩いた。
そのうちカミさんも、
「う〜ん、この通りじゃないかも」
と、自信がなくなってきたようだ。
「どうしようか? 戻ろうか?」
とカミさん。
「どっちでもいいよ!」
と、ぼくは投げやり気味で言い放った。
ちょっと険悪なムードになりかけながら歩いていると、ぼくはサンダルの先が出ている親指を地面の何かに思いっきりぶつけてしまった。爪がはがれたかと思うほど痛かった。で、ぼくはちょっと不機嫌になる。
立ち止まって、どうしようか、こうしようかやっていると、地元のやさしそうなおじさんが、
「May I help you?」
と声をかけてくれた。
「ランニング関係の専門店に行きたいんですけど、ご存じですか?」
とつたない英語で言うと、しばし考えたおじさんは、
「オー! Running Room?」
と言った。
それは、まさにカミさんが探していたお店の名前だった。
「イエス、イエス!」
と、はしゃぐカミさん。
「コノミチ、マッスグ。ミギガワ。about 1mileね」
と親切に教えてくれた。
1マイル。そんなに遠い距離じゃない。
ホッとする二人。ぼくらは大げさなほどのサンキューベリーマッチを彼に言い、再び歩き出した。
が、しかし・・・。
1マイルくらい歩いているのに、それらしいお店は発見できない。というか、この通りは、ワイキキの繁華街と比べ物にならなくくらいひっそりとした雰囲気なので、ホントにそんな有名なお店があるのか、なんだか怪しい感じがしてきた。
で、地元の高校生と思われる女の子に聞いたみたのだが、知らないと言う。
しかたなく、さらに歩いてみる。
だが、それらしき店がある気配はまったくない。
道ばたにATMの機械があり、そこでお金を下ろしている人がいた。
地元に住んでいると思しき品の良い素敵な女性だった。
今度は、その女性に尋ねてみた。
「そうねぇ、確か、そんな店があったと思うわ。たしか、ここから、そんなに遠くないはず。歩いて5分くらいだったかしら・・・」
という答えが返ってきた。(もちろんすべて会話は英語。ただ、得意なわけではないでので、なんとなくそうだろうなという感じだ)
サンキュー!と言って、ぼくらが歩き出そうとすると、なんと、
「私の車に乗ってきなさいよ。どうせ、通り道だから」
と申し出てくれたのだ。
「ええっ〜? ホント〜ですか? いいんですか?」
「ええ、いいわよ、いいわよ。遠慮しないで」
「じゃ、お言葉に甘えて」
と、車に乗せてもらって走り出すこと、30秒。
彼女は突然、大爆笑しながら、
「オオー。こんな所にあったわ!」
と車を止めた。
車を乗せてもらった場所から歩いても1分くらいの距離だった。
無事に目的の店に到着。
ポーチ、キャップなどを購入するカミさん。
やっぱりカミさんという生き物は、海外に来ると買い物ばかりする。
しかし、ハワイの人々はなんともやさしくて嬉しくなる。
そんな人々と出会うと、旅をしてるという気分を味わうことができて、最高に気分になる。
夕方は、谷川真理さんと一緒に走ろうという企画に参加。
アラモアナ公園を15分ほど走る。(ぼくは見学)
公園でカミさんは、虫にさされたらしく、「かゆい、かゆい」と大騒ぎ。
足下をみると、小さな蟻の大群が無数、まとわりついていた。